全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年2月28日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・グリーンランドのリッジ:暖気北上
・ロシア55Eの寒冷渦:寒気南下
・シベリア135Eの寒気トラフ:寒気南下
・アラスカのリッジ:暖気北上
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にグリーンランドのリッジの流れで蛇行大
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が80Nまで
・アルジェリアのNの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が35N(アルジェリアN部)まで
・ロシア55Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が60N以南まで
・シベリア135Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が45N以南まで
・アラスカのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が60N近くまで
・アメリカW岸の寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は35Nの少しS
・大西洋55Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45Sの少しN
・南アフリカのSの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は45S
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は35S
・南米大陸S部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45Sの少しN

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア135E64N、155E63N付近
・南半球低極 -32℃:南極大陸05E85S付近
・高極(28日00UTC) 28℃:メキシコ
・高極(28日12UTC) 28℃:ナミビア~南アフリカNW部、エチオピアNW部とその周辺

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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