全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年3月4日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシアW部の寒冷渦:寒気南下
・シベリア130Eのリッジ:暖気東進
・アラスカW岸のリッジ:暖気北上
・グリーンランド~カナダN部のリッジ:ブロッキング
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にグリーンランド~カナダN部のリッジの流れ、アラスカW岸のリッジの流れで蛇行大
・ロシアW部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が50Nまで
・シベリア130Eのリッジ:暖気東進、850hPa・-4℃線は60N
・アラスカW岸のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が60N近くまで
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35N以南まで
・グリーンランド~カナダN部のリッジ:ブロッキング、850hPa・-4℃線は75N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が30S以北まで
・オーストラリアのS(120E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Sまで
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN
・太平洋125Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで
・アルゼンチンのSE(50W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しS

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:北極海20E83N付近
・南半球低極 -36℃:南極大陸の広範囲
・高極(4日00UTC) 28℃:メキシコ
・高極(4日12UTC) 28℃:ナミビア、エチオピアNW部、オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です