全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年4月11日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アイスランドのSWの寒冷渦:寒気東進
・イラン、アフガニスタンでの昇温
・中国130Eの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ・カナダ100Wのリッジ:暖気北上
・南極点の寒冷渦:寒気強化

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・アイスランドのSWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は40N
・スヴァールバル諸島のSWの高気圧:暖気北上、850hPa・-4℃線が85N近くまで
・リビアNE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N以南まで
・イラン、アフガニスタンで昇温:850hPa・24℃以上の領域拡大
・シベリア80Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が50Nまで
・中国130Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が40Nまで
・アメリカ・カナダ100Wのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋130W~南アフリカのSE(40E)の流れで蛇行大
・南極点の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-44℃以下の領域出現
・大西洋30Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が40S以北まで
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・16℃線が20S近くまで
・オーストラリアのS(135E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は35S
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:シベリア85E73N付近、アラスカNW部
・南半球低極 -44℃:南極点周辺
・高極(11日00UTC) 28℃:チャド~エチオピアNW部
・高極(11日12UTC) 32℃:エチオピアNW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です