全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年4月20日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・トルコ~エジプトの寒気トラフ:寒気南下
・イラン~カスピ海のリッジ:昇温
・サハリンのWの寒冷渦:寒気南下
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気東進
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が35Nまで
・トルコ~エジプトの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が30Nまで
・イラン~カスピ海のリッジ:昇温、850hPa・24℃以上の領域出現
・サハリンのWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が40N以南まで
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35N
・五大湖のリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は45N
・セントローレンス湾(60W)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで、南アフリカW部、ナミビアS部で降温
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45S近くまで
・アルゼンチンのリッジ:暖気南下、850hPa・16℃線が40Sまで
・ブラジルのS(40W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が20Sまで、ブラジルS部で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:エルズミーア島のW
・南半球低極 -40℃:南極大陸の広範囲
・高極(20日00UTC) 28℃:ニジェールS部~スーダンS部、メキシコ
・高極(20日12UTC) 28℃:チャド~エチオピアNW部、インド、ラオスN部~中国105E
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/