全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年4月21日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イラン~カザフスタンW部のリッジ:暖気北上
・中国105Eの寒気トラフ:寒気南下
・オホーツク海の寒冷渦:寒気南下
・アメリカ90Wの寒冷渦:寒気南下
・南大西洋30Wの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・イラン~カザフスタンW部のリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が40N近くまで
・中国105Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35Nまで
・オホーツク海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が40Nまで
・アメリカ90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が40Nまで
・五大湖のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:ブラジルSE部で寒気北上、850hPa・16℃線が15Sまで
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・オーストラリアのS(115E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・チリのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しS、チリ30S以南、アルゼンチン40S以南で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:エルズミーア島のW
・南半球低極 -44℃:南極大陸110E73S付近
・高極(21日00UTC) 28℃:ブルキナファソ~スーダンSW部、メキシコ
・高極(21日12UTC) 28℃:チャド~エチオピアNW部、中国105E付近
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/