全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年4月26日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スペイン~イギリスのリッジ:暖気北上
・シベリア65Eのリッジ:暖気東進
・日本の寒気トラフ:寒気東進
・カナダ80Wの寒冷渦:ブロッキング
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にシベリア65Eのリッジの流れで蛇行大
・スペイン~イギリスのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が55N以北まで
・バルカン半島の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
・シベリア65Eのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は60Nの少しS
・日本の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N以南まで
・五大湖の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は35Nの少しS
・カナダ80Wの寒冷渦:ブロッキング、昇温、850hPa・0℃線は40N
・大西洋40Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が40N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に南極大陸00Eのリッジを周る流れで蛇行大
・大西洋00Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・オーストラリアのS(115E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・アルゼンチンのSE(60W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:エルズミーア島
・南半球低極 -40℃:南極大陸85E78S、140E74S付近
・高極(26日00UTC) 28℃:ニジェール~スーダン、メキシコ
・高極(26日12UTC) 28℃:ニジェール~イエメン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/