全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年5月16日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・トルコ~ウクライナのリッジ:暖気北上
・日本海のリッジ:暖気東進
・シベリア150Eのリッジ:暖気北上
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気南下
・オーストラリアのSEの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にカナダ70Wの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・アイスランドのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が65Nまで
・ノルウェーのWの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8線が60Nまで
・トルコ~ウクライナのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が45N近くまで
・カラ海のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は75Nの少しN
・日本海のリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は45N
・シベリア150Eのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70N以北まで
・カナダ90Wのリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は75Nの少しN
・同70Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が50N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40Sまで
・オーストラリアのSEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・太平洋95Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:北極点近く
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E72S付近
・高極(16日00UTC) 28℃:マリE部~アラビア半島
・高極(16日12UTC) 32℃:アラビア半島S部、アフガニスタンS部とその周辺
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/