全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年5月17日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アイスランド付近のリッジ:暖気北上
・日本のリッジ:暖気東進
・カナダW岸の高気圧:暖気北上
・カナダ65Wの寒冷渦:寒気南下
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にカラ海(60E)~アイスランド付近(20W)の流れで蛇行大
・アイスランド付近のリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が65N近くまで
・カラ海のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は75N
・シベリア95Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が50N近くまで
・日本のリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は40Nの少しN
・シベリア170Eのリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は70Nの少しN
・カナダW岸の高気圧:暖気北上、850hPa・8℃線が65N以北まで
・同65Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が45N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S近くまで
・オーストラリアのE(160E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・チリS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:北極点近く
・南半球低極 -40℃:南極大陸10E85S、110E73S付近
・高極(17日00UTC) 28℃:マリE部~アラビア半島
・高極(17日12UTC) 32℃:エリトリアW部、エチオピアN部、アラビア半島S部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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