全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年5月18日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アイスランドのEのリッジ:暖気北上
・タイミル半島のリッジ:暖気東進
・シベリア175Eのリッジ:暖気北上
・カナダ125Wの高気圧:ブロッキング
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にカラ海・シベリア70E~ノルウェーのW(00W)の流れで蛇行大
・アイスランドのEのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70Nまで
・トルコE部のリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が40N以北まで
・タイミル半島のリッジ:暖気東進、850hPa・4℃線は75N
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が45Nまで
・シベリア175Eのリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が70Nまで
・カナダ125Wの高気圧:ブロッキング、850hPa・8℃線は65N
・大西洋60Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで
・オーストラリアのS(150E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・ニュージーランドのNWの寒冷渦:寒気北上、850hPa・12℃線が20S(ニューカレドニア)まで
・チリのSW(85W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:北極点周辺
・南半球低極 -40℃:南極大陸105E72S、145E71S付近
・高極(18日00UTC) 28℃:マリ~サウジアラビア、メキシコ
・高極(18日12UTC) 32℃:中国80E付近

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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