全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年5月20日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧での暖気北上
・パキスタン~インドでの昇温
・カナダ85Wの寒気トラフ:寒気南下
・ニュージーランドのWの寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・北欧で暖気北上:850hPa・4℃線が70Nまで
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が80Nまで
・パキスタン~インドで昇温:850hPa・32℃以上、同28℃以上の領域拡大
・中国NE部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は40Nの少しN
・カナダ130Wのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が65N以北まで
・同85Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が60Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40Sまで
・ニュージーランドのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・太平洋95Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:北極点近く、グリーンランドN岸
・南半球低極 -40℃:南極大陸の広範囲
・高極(20日00UTC) 28℃:マリE部~スーダン、アフガニスタンS部、メキシコ
・高極(20日12UTC) 32℃:アフガニスタンS部、パキスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/