全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年5月23日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのWのリッジ:暖気東進
・バレンツ海のリッジ:暖気北上
・シベリア95Eの寒気トラフ:寒気南下
・日本の寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・イギリスのWのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は60N
・北海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が50Nまで
・バレンツ海のリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が75N以北まで
・シベリア95Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が60N近くまで
・日本の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が35N以南まで
・カナダ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が55Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に太平洋140W~インド洋80Eの流れで蛇行大
・大西洋05Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40Sの少しS
・インド洋55Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・オーストラリアのSW(110E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで
・ニュージーランドS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45Sまで
・ニュージーランドのNEの寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は20Sの少しS(ニューカレドニア)
・太平洋90Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は40Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:北極海
・南半球低極 -44℃:南極大陸105E71S付近
・高極(23日00UTC) 28℃:マリ~エチオピアNW部、パキスタン、インドN部、アメリカS部、メキシコ
・高極(23日12UTC) 28℃:ニジェール~インド、中国80E、100E付近
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/