全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年5月24日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カスピ海~ロシア55Eのリッジ:暖気北上
・タイミル半島のリッジ:暖気東進
・東シベリア海の高気圧:暖気北上
・カナダ100Wのリッジ:暖気北上
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・グリーンランドのEの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は60N
・イギリスのWの高気圧:暖気東進、イギリスで昇温
・カスピ海~ロシア55Eのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が50Nまで
・タイミル半島(95E)のリッジ:暖気東進、850hPa・4℃線は80Nの少しS
・シベリア105Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50Nまで
・東シベリア海の高気圧:暖気北上、850hPa・0℃線が75N近くまで
・カナダ100Wのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が60Nまで
・同80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が45Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に太平洋140W~インド洋100Eの流れで蛇行大
・大西洋00Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・インド洋60Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・オーストラリアのS(125E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで、オーストラリアSW部で降温
・チリのSW(80W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:エルズミーア島のW
・南半球低極 -40℃:南極大陸55E77S、105E77S付近
・高極(24日00UTC) 28℃:マリ~スーダン、アメリカS部、メキシコ
・高極(24日12UTC) 32℃:チャド、イランSE部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/