全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年7月6日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシア30Eのリッジ:暖気北上
・モンゴルW部のリッジ:暖気北上
・アラスカのリッジ:暖気北上
・グリーンランドS部のリッジ:ブロッキング
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に太平洋165W~大西洋20Wの流れで蛇行大
・ロシア30Eのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が60N以北まで
・モンゴルW部のリッジ:暖気北上、850hPa・24℃線が50N近くまで
・日本付近で暖気東進:850hPa・20℃線は40Nの少しN
・アラスカのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が65N近くまで
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は40N
・グリーンランドS部のリッジ:ブロッキング、850hPa・12℃線は65N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸90Wのリッジの流れで蛇行大
・南極大陸90Wのリッジ:暖気南下、850hPa・-8℃線が80S以南まで
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は25Sの少しS
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海の寒冷渦周辺
・南半球低極 -40℃:南極点周辺
・高極(6日00UTC) 32℃:アルジェリアSW部とその周辺、アラビア半島、イラン、アメリカSW部、メキシコNW部
・高極(6日12UTC) 36℃:イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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