全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年7月14日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのWの寒冷渦:E側で暖気北上
・モンゴルのリッジ:暖気東進
・北極点近くのリッジ:暖気北上
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気北上
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・イギリスのWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50N以南まで、E側(ヨーロッパ)で暖気北上、850hPa・16℃線が45N以北まで
・カザフスタン65Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・16℃線は45Nの少しS
・モンゴルのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は55N。
・北極点近くのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が85N以北まで
・アラスカSW部のリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は60N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ナミビアW岸の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が20S近くまで
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・ブラジルS部(45W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:カラ海
・南半球低極 -52℃:南極大陸00W83S付近
・高極(14日00UTC) 32℃:モーリタニアN部とその周辺、アラビア半島~アフガニスタン、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(14日12UTC) 36℃:イラン~アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/