全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年7月26日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリアの寒気トラフ:寒気南下
・ロシア50Eのリッジ:暖気北上
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気東進
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上
・アルゼンチン60Wの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・アイスランドのSWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が55N近くまで
・イタリアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・16℃線が40N以南まで
・ロシア50Eのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が60Nまで
・カナダ80Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が55N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・マダガスカルの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が15S近くまで、モザンビーク、マダガスカルで降温
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は25Sの少しN
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近く、同8℃線が20S(ニューカレドニア)まで
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・アルゼンチン60Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極点周辺
・南半球低極 -52℃:南極大陸110E72S、140E72S付近
・高極(26日00UTC) 36℃:アメリカSW部
・高極(26日12UTC) 36℃:イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/