全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年8月19日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ドイツのリッジ:暖気北上
・シベリア65Eの寒気トラフ:寒気南下
・オホーツク海のリッジ:暖気北上
・カナダ85Wのリッジ:暖気東進
・アルゼンチンのEの寒冷渦:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・ドイツのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が50N以北まで
・シベリア65Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が60N以南まで
・オホーツク海のリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が55Nまで
・チュコート海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が65Nまで
・カナダ85Wのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は55Nの少しS
・同70Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は40N
・グリーンランドS部のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が70Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に大西洋10Wの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・大西洋10Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・マダガスカルのS(45E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30S
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・ニュージーランドのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・太平洋125Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は25Sの少しN
・アルゼンチンのE(55W)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジルS部で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:チュコート海、グリーンランド
・南半球低極 -44℃:南極大陸125E78S、150E74S付近
・高極(19日00UTC) 36℃:アメリカ中央部
・高極(19日12UTC) 36℃:サウジアラビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/