全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年8月23日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スペイン~フランスのリッジ:暖気持続
・シベリア60Eの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカのEの寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上
・南太平洋165Wの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・スペイン~フランスのリッジ:暖気持続、850hPa・24℃線は45N
・シベリア60Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が50N以南まで
・日本の高気圧:暖気東進、850hPa・20℃線は45Nの少しN
・アメリカ90Wの高気圧:暖気東進、850hPa・20℃線は50N
・アメリカのE(65W)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が40N近くまで
・グリーンランドのリッジ:暖気持続、850hPa・8℃線は80N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアルゼンチン60W~ニュージーランドのS(180E)の流れで蛇行大
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・太平洋165Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20S以北(フィジー付近)まで
・同110Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は30S
・アルゼンチン30S以北で降温:850hPa・28℃以上の領域消滅
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:ボーフォート海
・南半球低極 -52℃:南極大陸115E74S付近
・高極(23日00UTC) 32℃:サウジアラビア~イランW部、アメリカ中央部
・高極(23日12UTC) 36℃:イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/