全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年10月2日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパのリッジ:暖気東進
・アラスカの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ、カナダ85Wのリッジ:暖気北上
・マダガスカルの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45Nの少しS
・ヨーロッパのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は55Nの少しS
・リビアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・16℃線が35N以南まで
・シベリア110Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は55N
・日本の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は35Nの少しS
・アラスカの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が60N以南まで
・アメリカ115Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が25N以南まで
・アメリカ、カナダ85Wのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に太平洋160W~大西洋10Wの流れで蛇行大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
・マダガスカルの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が20S以北まで、ボツワナ、ジンバブエ、モザンビークで降温
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・同SE部のリッジ:暖気南下、850hPa・16℃線が40S以南まで
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20Sまで
・同90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:北極海
・南半球低極 -36℃:南極大陸の広範囲
・高極(2日00UTC) 28℃:アンゴラS部とその周辺、スーダン~サウジアラビア、メキシコ
・高極(2日12UTC) 32℃:アンゴラ、ナミビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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