全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年10月9日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシアS部の寒気トラフ:寒気南下
・サハリンN部の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ80Wの寒冷渦:ブロッキング
・オーストラリアのSWの寒冷渦:寒気東進
・チリのSWの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・アイスランドのNWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-12℃線は65N
・スペイン~イギリスのリッジ:ブロッキング、850hPa・16℃線は50Nの少しN
・ロシアS部(45E)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45N以南まで
・サハリンN部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が50N近くまで
・カナダ100Wのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は65N
・同80Wの寒冷渦:ブロッキング、850hPa・0℃線は40Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にインド洋65Eの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・マダガスカルのS(50E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・オーストラリアのSW(110E)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
・ニュージーランドのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-8℃線が50Sまで
・太平洋175Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20Sまで
・チリのSW(85W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:カナダN部~北極海
・南半球低極 -36℃:南極大陸115E75S付近
・高極(9日00UTC) 28℃:ナミビア~ザンビア、スーダン~サウジアラビア
・高極(9日12UTC) 32℃:ナミビアN部とその周辺
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/