全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年10月13日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのNの寒冷渦:寒気南下
・ヨーロッパE部のリッジ:暖気北上
・カザフスタンの寒冷渦:寒気東進
・アメリカNE部の寒冷渦:寒気南下
・オーストラリアのEの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・イギリスのNの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が50Nまで
・ヨーロッパE部のリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が55Nまで
・ロシア45Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が55Nまで
・カザフスタン70Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・アメリカ100Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が35N近くまで
・アメリカNE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が40N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアフリカ大陸のS(25E)のリッジの流れで蛇行大
・南極大陸130Wのリッジ:暖気南下、850hPa・-12℃線が80Sまで
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・インド洋60Eの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は35Sの少しS
・オーストラリアのE(160E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30Sの少しS
・ニュージーランドのリッジ:暖気南下、850hPa・8℃線が50S近くまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:グリーンランドNE部
・南半球低極 -36℃:南極大陸105E73S付近
・高極(13日00UTC) 28℃:ボツワナN部とその周辺、メキシコ
・高極(13日12UTC) 32℃:ジンバブエ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/