全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年10月17日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシア45Eの寒冷渦:寒気南下
・シベリア120Eの寒気トラフ:寒気東進
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアのEの寒冷渦:寒気北上
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ロシア45Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が50Nまで
・シベリア120Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は55N
・オホーツク海の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は40Nの少しS
・カナダNW部のリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が70N以北まで
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋25Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・オーストラリアのE(165E)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・12℃線が25Sまで
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・アルゼンチンのE(50W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が30S以北まで、アルゼンチン35S以北、パラグアイ、ウルグアイで降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:グリーンランドN部
・南半球低極 -32℃:南極大陸95E70S~130E75S付近
・高極(17日00UTC) 28℃:アンゴラSE部、メキシコNW部、アルゼンチンN部
・高極(17日12UTC) 28℃:アンゴラS部とその周辺、タンザニア、サウジアラビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/