全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年10月22日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下
・ベーリング海峡のリッジ:暖気北上
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気東進
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45N近くまで
・オホーツク海の寒冷渦:寒気北上、850hPa・-4℃線が45N近くまで
・ベーリング海峡のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70Nまで
・カナダ105Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が55Nまで
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・16℃線は25Sの少しN
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しS
・オーストラリアSW部(115E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・タスマニア(150E)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は30Sの少しS
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・太平洋115Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・アルゼンチン30S以北~ボリビアで昇温:850hPa・24℃以上の領域出現
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:60N以北の広範囲
・南半球低極 -36℃:南極大陸110E75S付近
・高極(22日00UTC) 28℃:ボツワナ、アルゼンチンN部
・高極(22日12UTC) 28℃:ナミビア~タンザニア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/