全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年10月31日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カザフスタン75Eの寒気トラフ:寒気南下
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアのEの寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダW岸のリッジの流れで蛇行大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40N
・ドイツ~イタリアの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45Nの少しN
・カザフスタン75Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が45N近くまで
・シベリア110Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃以下の領域出現
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が45Nまで
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が40N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋165Eのリッジの流れで蛇行大
・インド洋55Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・オーストラリアのE(160E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・太平洋135Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S以北まで
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:シベリア110E
・南半球低極 -28℃:南極大陸120E74S付近
・高極(31日00UTC) 24℃:アフリカ大陸の広範囲、オーストラリア、メキシコ、ブラジル
・高極(31日12UTC) 32℃:ナミビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/