全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年11月1日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシア40Eのリッジ:暖気東進
・日本海の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・ニュージーランドのWの寒冷渦:寒気北上
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアラスカのリッジの流れで蛇行大
・ウクライナ~ルーマニアの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45N
・ロシア40Eのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は60Nの少しS
・日本海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が45N以南まで
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が35Nまで
・バッフィン湾のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が75N以北まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・オーストラリアのS(115E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・ニュージーランドのWの寒冷渦:寒気北上、850hPa・8℃線が30S以北まで
・太平洋145Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・アルゼンチンのE(50W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:シベリア115E付近、北極点近く
・南半球低極 -28℃:南極大陸100E69S~155E78S付近
・高極(1日00UTC) 28℃:アンゴラS部、ナミビアN部
・高極(1日12UTC) 32℃:ナミビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/