全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年12月14日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イランの寒気トラフ:寒気南下
・中国95Eの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカのEの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアNW部での昇温
・ニュージーランドのリッジ:暖気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカムチャツカ半島の寒冷渦を周る流れで蛇行大
・イタリア~アルジェリアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が30N近くまで
・イランの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が30N以南まで
・中国95Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が40Nまで
・カムチャツカ半島の寒冷渦:寒気東進、850hPa・-8℃線は40N
・カナダ90Wのリッジ:暖気東進、850hPa・4℃線は60Nの少しS
・アメリカのE(70W)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が40N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋130Wのリッジの流れで蛇行大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25S以北まで
・オーストラリアNW部で昇温:850hPa・28℃以上の領域出現
・ニュージーランドのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は50Sの少しS
・太平洋165Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN
・同85Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45S以北まで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -40℃:シベリア135E付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(14日00UTC) 28℃:ボツワナ
・高極(14日12UTC) 28℃:ナミビア~南アフリカ、オーストラリア

※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

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