全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年12月27日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ウクライナの寒気トラフ:寒気南下
・北太平洋165Eの寒冷渦:寒気東進
・アメリカ95Wの寒冷渦:ブロッキング
・ラブラドル海の寒冷渦:寒気南下
・南大西洋30Wの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・北海のリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が55Nまで
・ウクライナの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が50Nまで
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が45N以南まで
・太平洋165Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は35N
・ボーフォート海のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が80N近くまで
・アメリカ95Wの寒冷渦:ブロッキング、850hPa・-4℃線は35N
・ラブラドル海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が45Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・16℃線が20Sまで、ブラジルSE部で降温
・アフリカ大陸SE部で寒気北上:850hPa・16℃線が20Sまで、南アフリカE部、モザンビークS部で降温
・インド洋55Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・ニュージーランドのリッジ:暖気南下、850hPa・12℃線が45S近くまで
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:グリーンランドNW部
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(27日00UTC) 24℃:アンゴラS部、ナミビア、オーストラリア、ブラジルE部
・高極(27日12UTC) 28℃:ナミビア、オーストラリア

※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

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