全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年2月21日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・中国110E~120Eでの寒気南下
・サハリンのWの寒気トラフ:寒気東進
・アメリカ100Wのリッジ:暖気北上
・大西洋45Wの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアのSの寒冷渦:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に大西洋35Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・リビアNW部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が30Nまで
・中国110~120Eで寒気南下:850hPa・0℃線が25N近くまで
・サハリンのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-20℃線は45Nの少しS
・アメリカ100Wのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が40Nまで
・大西洋45Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-16℃線は45N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・オーストラリアのS(130E)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN、オーストラリアSW部で降温
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・同85Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア140E、155E付近
・南半球低極 -28℃:南極大陸の広範囲
・高極(21日00UTC) 28℃:ボツワナSW部とその周辺、オーストラリアW部
・高極(21日12UTC) 32℃:ナミビア、南アフリカ、オーストラリアW部

※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です