全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年4月9日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパのリッジ:暖気北上
・日本の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ80Wのリッジ:暖気東進
・オーストラリア150Eの寒冷渦:寒気北上
・アルゼンチンのSEの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・フランスの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Nの少しS
・ヨーロッパのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が55N以北まで
・カザフスタン75Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は50Nの少しS
・日本の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35N近くまで
・アラスカのSの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が50Nまで
・カナダ80Wのリッジ:暖気東進、850hPa・-4℃線は70N
・大西洋55Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が45Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に太平洋130Wの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・南アフリカの寒冷渦:寒気東進、850hPa・16℃線は25S
・インド洋50Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・オーストラリア150Eの寒冷渦:寒気北上、850hPa・12℃線が20S近くまで
・太平洋130Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・アルゼンチンのSE(60W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:北極海160E付近
・南半球低極 -44℃:110~145E付近
・高極(9日00UTC) 28℃:ブルキナファソ、ニジェール、メキシコ
・高極(9日12UTC) 28℃:エチオピア~アラビア半島S部、ミャンマーE部、中国S部
※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/