全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年6月21日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパのリッジ:暖気北上
・シベリア90Eのリッジ:暖気東進
・シベリア130Eの高気圧:昇温
・オーストラリア145Eの寒気トラフ:寒気東進
・南太平洋165Wの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・イギリスのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は50Nの少しS
・ヨーロッパのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が50Nまで
・アラビア半島で昇温:850hPa・36℃以上の領域拡大
・シベリア90Eのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は50Nの少しN
・シベリア130Eの高気圧:昇温、850hPa・12℃以上の領域拡大
・ラブラドル海の寒冷渦:暖気東進、850hPa・4℃線は50N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S近くまで
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40S
・オーストラリアのSW(110E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・オーストラリア145Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は25Sの少しS
・太平洋165Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が20S以北まで
・チリのSW(85W)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E付近
・高極(21日00UTC) 32℃:マリ、アルジェリアS部、スーダンNE部~イラン、アメリカSW部、メキシコ
・高極(21日12UTC) 36℃:アラビア半島
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/