全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年6月29日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アイスランドのリッジ:暖気北上
・イタリアのリッジ:暖気北上
・シベリア100Eのリッジ:暖気東進
・オーストラリア140Eの寒気トラフ:寒気北上
・南大西洋40Wの寒冷渦:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア60Eの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・アイスランドのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が65N近くまで
・イタリアのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が50N近くまで
・ロシアN部のリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は70Nの少しN
・シベリア100Eのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は60Nの少しN
・同140Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が50N近くまで
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が45Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に大西洋40Wの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が30S以北まで
・インド洋75Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・オーストラリア140Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・太平洋175Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25S以北まで
・同120Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・大西洋40Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が30S以北まで、アルゼンチンE部、N部、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジルS部で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:70N以北の広範囲
・南半球低極 -44℃:南極大陸110E付近
・高極(29日00UTC) 32℃:モーリタニアE部~アルジェリア、アラビア半島~アフガニスタン、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(29日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン、中国80E付近
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/