全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年7月3日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イベリア半島での昇温
・ロシア50Eの高気圧:暖気東進
・日本N部で暖気南下
・カナダ75Wのリッジ:暖気北上
・オーストラリアS岸の寒冷渦:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に太平洋160Eの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・北極点の高気圧:850hPa・8℃以上の暖気
・アイスランドのSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は55N
・イベリア半島で昇温:850hPa・20℃以上の領域拡大
・バルカン半島の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が40N以南まで
・ロシア50Eの高気圧:暖気東進、850hPa・12℃線は65N
・日本N部で暖気南下:850hPa・20℃線が45Nまで
・カナダ65Wのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が60Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・南アフリカW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・オーストラリアS岸(130E)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が25S近くまで
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・南米大陸S端の寒冷渦:寒気北上、850hPa・-8℃線が45Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:バレンツ海、カラ海、カナダN部
・南半球低極 -44℃:南極大陸110E、130~150E付近
・高極(3日00UTC) 32℃:モーリタニア~アルジェリア、アラビア半島~アフガニスタン、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(3日12UTC) 36℃:イラン~パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧7月3日12UTC
北半球500hPa高度7月3 日12UTC
南半球海面気圧7月3日12UTC
南半球500hPa高度7月3日12UTC
全球500hPa高度7月3日12UTC

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