全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年7月9日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ドイツのリッジ:暖気北上
・ラプテフ海の高気圧:暖気北上
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンN部の寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・ドイツのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が50Nまで
・ラプテフ海の高気圧:暖気北上、850hPa・12℃線が80N近くまで
・サハリンのWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が45N近くまで
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が60Nまで
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・16℃線は35Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアのSWの寒気トラフの流れ、太平洋110Wのリッジの流れで蛇行大
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25Sの少しS
・オーストラリアのSW(105E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40Sの少しS
・太平洋155Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・アルゼンチンN部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が25S近くまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:スヴァールバル諸島、チュコート海、カナダN部
・南半球低極 -44℃:南極大陸145E付近
・高極(9日00UTC) 36℃:アメリカSW部
・高極(9日12UTC) 36℃:イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/