全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年7月12日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシアNW部のリッジ:暖気北上
・サウジアラビアでの昇温
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上
・ニュージーランドで寒気西進
・アルゼンチンの寒冷渦:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・イギリスの寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は45Nの少しS
・ロシアNW部のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が70N以北まで
・サウジアラビアで昇温:850hPa・36℃以上の領域拡大
・シベリア140Eの高気圧:昇温、850hPa・20℃以上の領域出現
・ベーリング海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が55Nまで
・アメリカSW部の高気圧:850hPa・32℃以上の暖気持続
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が55Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にニュージーランドのSの高気圧を周る流れで蛇行大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20S近くまで
・オーストラリアE部(150E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が20Sまで
・ニュージーランドで寒気西進:850hPa・0℃以下の寒気がニュージーランドN部にかかる
・アルゼンチン70Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が20S以北まで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:北極海
・南半球低極 -44℃:南極大陸120~150E付近
・高極(12日00UTC) 36℃:アメリカSW部
・高極(12日12UTC) 36℃:サウジアラビア、イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧7月12日12UTC
北半球海面気圧7月12日12UTC
南半球海面気圧7月12日12UTC
南半球500hPa高度7月12日12UTC
全球500hPa高度7月12日12UTC

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