全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年7月13日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ウクライナ付近のリッジ:暖気北上
・シベリア110Eの高気圧:暖気北上
・グリーンランドS部の寒冷渦:寒気南下
・南アフリカのSWの寒冷渦:寒気東進
・オーストラリアのEの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が40Nまで
・ウクライナ付近のリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が55N近くまで
・カザフスタン60Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・16℃線が40Nまで
・シベリア110Eの高気圧:暖気北上、850hPa・12℃線が75Nまで
・グリーンランドS部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が55Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にニュージーランドのSEの高気圧を周る流れで蛇行大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・南アフリカのSWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は25S
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・オーストラリアのE(155E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20Sまで
・アルゼンチンの寒冷渦:寒気縮小、850hPa・0℃線は25Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:北極海
・南半球低極 -44℃:南極点付近、南極大陸110~150E付近
・高極(13日00UTC) 36℃:アメリカSW部
・高極(13日12UTC) 36℃:アラビア半島、イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/