全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年7月15日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・モンゴルW部のリッジ:暖気北上
・シベリア130Eのリッジ:暖気東進
・カナダ120Wのリッジ:暖気東進
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアのSEの寒冷渦:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・フランスのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は35Nの少しN
・モンゴルW部のリッジ:暖気北上、850hPa・28℃線が50N近くまで
・シベリア130Eのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は55N
・カナダ120Wのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は70Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にインド洋80Eの寒気トラフの流れで蛇行大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30Sの少しN
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・オーストラリアのSE(155E)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:北極海、エルズミーア島
・南半球低極 -44℃:南極大陸90~145E付近
・高極(15日00UTC) 32℃:モーリタニア~アルジェリア、アラビア半島~イラン、アメリカW部
・高極(15日12UTC) 36℃:サウジアラビアS部、イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/