全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年7月23日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上
・シベリア120Eのリッジ:暖気持続
・カナダ90Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリア115Eの寒気トラフ:寒気北上
・ニュージーランドのSEの寒冷渦:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・モロッコの高気圧:昇温、850hPa・32℃以上の領域拡大
・北海の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は50Nの少しS
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が80N以北まで
・シベリア120Eのリッジ:暖気持続、850hPa・20℃線は60N
・カナダ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・インド洋50Eの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・オーストラリア115Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25Sまで
・ニュージーランドのSEの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで
・太平洋115Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海
・南半球低極 -40℃:南極大陸10W~30E付近
・高極(23日00UTC) 32℃:アルジェリアとその周辺、アラビア半島~アフガニスタン、アメリカW部
・高極(23日12UTC) 36℃:イラン~アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/