全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年7月28日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ウクライナのリッジ:暖気東進
・日本の高気圧:昇温
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリアのSEの寒冷渦:寒気東進
・アルゼンチンのSEの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・イギリスのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が60Nまで
・ポーランドの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は50N
・ウクライナのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は50Nの少しN
・カラ海~北極海のリッジ:暖気北上:850hPa・4℃線が北極点に達する
・日本の高気圧:昇温、850hPa・20℃以上の領域拡大
・カナダ80Wのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が60N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南アフリカ(25E)~オーストラリアのS(140E)の流れで蛇行大
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・オーストラリアのSWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・オーストラリアのSEの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は30S
・太平洋170Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20S(トンガ)まで
・アルゼンチンのSE(60W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:北極海、カナダN部
・南半球低極 -40℃:南極大陸140E付近
・高極(28日00UTC) 32℃:アラビア半島~アフガニスタン、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(28日12UTC) 40℃:イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/