全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年8月4日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・シベリア135Eのリッジ:暖気東進
・アラスカのリッジ:暖気北上
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気東進
・ニューカレドニアのEの寒気トラフ:寒気東進
・ブラジルのSの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が50Nまで
・イギリスのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が60N以北まで
・シベリア135Eのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は45Nの少しN
・アラスカのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が65N以北まで
・カナダ75Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸75Eの高気圧を周る流れ、太平洋145W~大西洋45Wの流れで蛇行大
・南極大陸75Eの高気圧:暖気南下、850hPa・-4℃線が70Sまで
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30S
・インド洋75Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・オーストラリア130Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25S以北まで
・ニューカレドニアのE(175E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20Sの少しN
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・同85Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで
・ブラジルのS(45W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海
・南半球低極 -36℃:南極点近く
・高極(4日00UTC) 32℃:イラン、アフガニスタン、アメリカW部、メキシコN部
・高極(4日12UTC) 36℃:イラン~中国85E付近
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/