全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年8月7日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパのリッジ:暖気東進
・イランの高気圧:暖気持続
・カナダ125Wの高気圧:暖気北上
・オーストラリア120Eの寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダ125Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・イギリスのNWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は45Nの少しN
・ヨーロッパのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は50N
・イランの高気圧:850hPa・36℃以上の暖気持続
・太平洋170Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が45Nまで
・カナダ125Wの高気圧:暖気北上、850hPa・16℃線が75N以北まで
・同100Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に南米大陸のS(80W)のリッジの流れで蛇行大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・オーストラリア120Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・太平洋165Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20S
・同115Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海
・南半球低極 -36℃:南極大陸110~140E付近
・高極(7日00UTC) 32℃:アルジェリアSW部とその周辺、イラン、アメリカW部
・高極(7日12UTC) 36℃:イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/