全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年9月10日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのNの寒冷渦:寒気南下
・バレンツ海のリッジ:暖気北上
・シベリア110Eの寒冷渦:寒気南下
・カナダ90Wのリッジ:暖気東進
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にバレンツ海のリッジの流れで蛇行大
・イギリスのNの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が55N以南まで
・バルカン半島の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・16℃線が30N近くまで
・バレンツ海のリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が75Nまで
・シベリア110Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が55Nまで
・サハリンのNWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は50N
・カナダ90Wのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は60N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・マダガスカルのS(45E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・インド洋85Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・オーストラリアのS(130E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・チリのW(80W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は35Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:バレンツ海のN
・南半球低極 -48℃:南極大陸110~120E付近
・高極(10日00UTC) 28℃:ニジェールN部とその周辺、アラビア半島~イラン、アメリカW部、メキシコNW部
・高極(10日12UTC) 32℃:アラビア半島~イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/