全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年10月11日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ドイツの寒気トラフ:寒気東進
・カザフスタン70Eの寒冷渦:寒気南下
・シベリア130Eの寒気トラフ:寒気東進
・カナダ60Wの寒冷渦:寒気東進
・アフリカ大陸S部の高気圧:昇温
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にバッフィン湾~太平洋170Wの流れで蛇行大
・ドイツの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は50Nの少しS
・バレンツ海のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が75N以北まで
・カザフスタン70Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が45N以南まで
・シベリア130Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45N
・同160Eのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70N近くまで
・アラスカのSの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
・カナダ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が55N以南まで
・同60Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は40Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は25S
・アフリカ大陸S部の高気圧:昇温、850hPa・28℃以上の領域拡大、特に南アフリカで昇温
・インド洋75Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・オーストラリアのSE(155E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・ニューカレドニア付近(170E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25S以北まで
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:タイミル半島、グリーンランド
・南半球低極 -36℃:南極大陸110~150E
・高極(11日00UTC) 28℃:ナミビア、アメリカSW部、メキシコNW部
・高極(11日12UTC) 28℃:アルジェリア、アンゴラ~南アフリカ、サウジアラビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/