全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年11月17日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパの寒気トラフ:寒気南下
・サハリンのNWの寒冷渦:寒気南下
・ボーフォート海の寒冷渦:寒気南下
・オーストラリア140Eの寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンのSEの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ヨーロッパの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が50N以南まで
・トルコの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が30Nまで
・サハリンのNWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が40N近くまで
・ボーフォート海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が70N以南まで
・メキシコNW部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が25N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで
・オーストラリア140Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しS
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・アルゼンチンのSE(50W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:シベリア135~145E付近
・南半球低極 -24℃:南極大陸の広範囲
・高極(17日00UTC) 24℃:アフリカ大陸S部、エチオピアNW部とその周辺、オーストラリア、メキシコ、アルゼンチンN部とその周辺
・高極(17日12UTC) 28℃:アフリカ大陸S部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/