全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年11月18日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパE部の寒気トラフ:寒気南下
・日本の寒気トラフ:寒気東進
・アメリカ120Wの寒気トラフ:寒気南下
・アフリカ大陸S部での昇温
・オーストラリアのSEの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にベーリング海のリッジの流れで蛇行大
・ヨーロッパE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が50N近くまで
・日本の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-12℃線は40N
・ベーリング海のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が60Nまで
・アラスカ、カナダNW部で寒気南下、850hPa・-24℃線が65Nまで
・アメリカ120Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・アフリカ大陸S部で昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・オーストラリアのSE(155E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は35S
・太平洋100Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・アルゼンチンのE(50W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は35Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:シベリア140E付近
・南半球低極 -24℃:南極大陸の広範囲
・高極(18日00UTC) 28℃:南アフリカ
・高極(18日12UTC) 28℃:アフリカ大陸S部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/