全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年12月8日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリアの寒冷渦:寒気南下
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下
・インドNW部の寒気トラフ:寒気南下
・日本の寒気トラフ:寒気東進
・ブラジルのSの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアイスランドのリッジの流れ、カナダ75Wの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・アイスランドのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が65N以北まで
・イタリアの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が40Nまで
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が35N近くまで
・インドNW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が30N以南まで
・日本の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は35N
・アラスカのSのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が60N近くまで
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・インド洋55Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が35S以北まで
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しS
・ブラジルのS(45W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30Sの少しS

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:グリーンランドN部
・南半球低極 -16℃:南極点付近
・高極(8日00UTC) 28℃:アフリカ大陸S部
・高極(8日12UTC) 32℃:ナミビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧12月8日12UTC
北半球500hPa高度12月8日12UTC
南半球海面気圧12月8日12UTC
南半球500hPa高度12月8日12UTC
全球500hPa高度12月8日12UTC