全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年12月9日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧のリッジ:暖気北上
・イタリアの寒冷渦:寒気南下
・シベリア105Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ100Wの寒冷渦:寒気南下
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に北欧のリッジの流れ、アラスカのリッジの流れで蛇行大
・北欧のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70N以北まで
・イタリアの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が35N以南まで
・中国90Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30Nの少しS
・シベリア105Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が55N以南まで
・アラスカのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が65N以北まで
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N以南まで
・カナダ100Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-16℃線が60Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで
・インド洋75Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN
・オーストラリアのS(140E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:シベリア125E付近、カナダ110W付近、グリーンランドNW部
・南半球低極 -16℃:南極点周辺
・高極(9日00UTC) 28℃:ナミビアとその周辺
・高極(9日12UTC) 32℃:ナミビア、南アフリカ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/