全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年1月3日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパの寒気トラフ:寒気南下
・日本海の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ85Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアW部での昇温
・ニュージーランドN部の寒冷渦:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にグリーンランドS部の高気圧を周る流れで蛇行大
・ヨーロッパの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が45N以南まで
・アフガニスタンの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が35N近くまで
・日本海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が35N以南まで
・アメリカ85Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・オーストラリアのSW(115E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・オーストラリアW部で昇温:850hPa・28℃以上の領域出現
・ニュージーランドN部の寒冷渦:寒気北上、850hPa・8線が30S近くまで
・ブラジルのS(50W)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・12℃線が30S近くまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア130E付近
・南半球低極 -16℃:南極点近く
・高極(3日00UTC) 24℃:アフリカ大陸S部、オーストラリア
・高極(3日12UTC) 32℃:南アフリカ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/