全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年1月5日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ポルトガルのWの寒気トラフ:寒気南下
・ロシア50Eの寒気トラフ:寒気南下
・中国120Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ105Wの寒冷渦:寒気強化
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダ105W~大西洋15Wの流れで蛇行大
・ポルトガルのWの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45Nまで
・ロシア50Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が50N以南まで
・パキスタンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25Nの少しN
・中国120Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が40Nまで
・カナダ105Wの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-32℃以下の領域出現
・アメリカ115Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・大西洋50Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-12℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が30S以北まで
・インド洋85Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・オーストラリアのS(130E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・太平洋105Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0線が40S近くまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:カナダ110~100W付近
・南半球低極 -16℃:南極点周辺
・高極(5日00UTC) 24℃:南スーダンとその周辺、オーストラリア、アルゼンチンW部
・高極(5日12UTC) 28℃:オーストラリア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧1月5日12UTC
北半球500hPa高度1月5日12UTC
南半球海面気圧1月5日12UTC
南半球500hPa高度1月5日12UTC
全球500hPa高度1月5日12UTC