全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年1月11日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ポーランドの寒冷渦:寒気南下
・ロシア45Eのリッジ:暖気北上
・中国120Eの寒気トラフ:ブロッキング
・アメリカ85Wの寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に大西洋20Wのリッジ、カナダW部のリッジの流れで蛇行大
・大西洋20Wのリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が60Nまで
・ポーランドの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が45N近くまで
・ロシア45Eのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が60Nまで
・中国120Eの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・-4℃線は30Nの少しS
・カムチャツカ半島N部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-28℃線が60N近くまで
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N以南まで
・メキシコで寒気南下:850hPa・4℃線が20N近くまで
・アメリカ85Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が35N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にニュージーランドのS(165E)~太平洋110Wの流れで蛇行大
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は35S
・ニュージーランドのE(170W)の寒冷渦:ブロッキング、850hPa・4℃線は40Sの少しN
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:グリーンランドのN
・南半球低極 -16℃:南極大陸110~155E付近
・高極(11日00UTC) 24℃:アフリカ大陸、オーストラリア
・高極(11日12UTC) 28℃:アフリカ大陸S部、オーストラリア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/