全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年1月18日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧のリッジ:暖気北上
・イランの寒気トラフ:寒気南下
・北太平洋150Wの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にドイツの高気圧を周る流れ、アラスカのリッジの流れで蛇行大
・北欧のリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が65Nまで
・イランの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N以南まで
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N近くまで
・アラスカのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が70Nまで
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が35N近くまで
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下・-24℃線が50N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45S以北まで
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・オーストラリアのS(120E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しS
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:グリーンランドNE部
・南半球低極 -12℃:南極大陸、太平洋の広範囲
・高極(18日00UTC) 24℃:アフリカ大陸、オーストラリア、メキシコ、南米大陸中央部
・高極(18日12UTC) 28℃:アフリカ大陸、オーストラリア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧1月18日12UTC
北半球500hPa高度1月18日12UTC
南半球海面気圧1月18日12UTC
南半球500hPa高度1月18日12UTC
全球500hPa高度1月18日12UTC