全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年1月20日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イラクの寒気トラフ:寒気南下
・日本の寒気トラフ:寒気南下
・カナダW部のリッジ:暖気東進
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアSW部での暖気南下

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダW部のリッジの流れで蛇行大
・大西洋25Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30Nの少しS
・アルジェリアの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25N
・イラクの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35N近くまで
・日本の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が35Nまで
・カナダW部(125W)のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は70N
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-32℃線が45Nまで
・メキシコで寒気南下:850hPa・8℃線が20N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのS(30E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が35Sまで
・オーストラリアSW部で暖気南下:850hPa・24℃線が35Sまで
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:アメリカ100W付近
・南半球低極 -12℃:南極大陸、太平洋の広範囲
・高極(20日00UTC) 24℃:アフリカ大陸、オーストラリア、メキシコ
・高極(20日12UTC) 28℃:アフリカ大陸、オーストラリア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧1月20日12UTC
北半球500hPa高度1月20日12UTC
南半球海面気圧1月20日12UTC
南半球500hPa高度1月20日12UTC
全球500hPa高度1月20日12UTC